Column No51 『「臨床工学技士のための国政報告会」という大きな波』

7月11日の東京は37℃を超える猛暑日でしたが、そんな暑さを吹き飛ばす熱のこもった講演があったことをご存じでしょうか?

企画の始まりは岸田内閣解散?と報じられた6月中旬。もし、解散が無ければ、広島での第33回日本臨床工学会の前に臨床工学技士の皆様に国政での活動報告をする場を作って欲しいという連絡が自見はなこ事務所からありました。

そこから各種スケジュール調整等に2週間を要してしまい、6月29日という遅めの告知開始にも関わらず、都道府県技士会をはじめ沢山の方々のご協力もあって、わずか10日余りの期間で約930名の方々に申し込みいただくという連盟始まって以来の動員数で、自見はなこ先生による「臨床工学技士のための国政報告会」の開催に至りました。当日は、お仕事でお忙しい中現地に40名以上の方にお越しいただき、webでも400名以上に視聴していただきました。

自見先生からはコロナ前、コロナ禍に行った臨床工学技士に対する支援について。そして、これから臨床工学技士の立場をいかにして改善していけば良いのか、そのためには政治のスケジュールを認識して適したタイミングで適した動きをとる事、必要な個所に人材を送り込む事、もちろん組織としての動きが大切なので技士会と連盟が協力する事が大切であるといった内容を、先生の臨床工学技士に期待しているという熱い気持ちを込め、明確な方向性を大変分かりやすく示していただきました。参加いただいた方からも「分かりやすかった」、「面白かった」、「聴きやすかった」とのご意見に加えて、「この話はもっと多く(全て)の臨床工学技士が聞くべき」という言葉をいただきました。

思えば、日本臨床工学技士連盟の10年間の活動は、政治活動には関わりたくない。直接メリットが感じられない。何をしているのか分からない。などの高い高い壁に阻まれてきました。そんな10年を一夜にして覆す出来事が起こるとは、まさに想像を超えたことが起こったわけです。「誰」が「どんな言葉」で「何を伝える」のか、これらのピースがそろった時の力の凄味を目の当たりにした貴重な体験でした。

連盟は今、自見先生が作ってくださった大きな波に乗って、これまで超えられなかった壁を乗り越える機会を得たのではないかと感じております。
仕事やメール連絡の不備などで惜しくも当日参加がかなわなかった方や、開催までに企画自体を知りえなかった方、今まで興味が持てなかった方にも見ていただきたい講演です。

当日の講演の様子は、連盟ホームページにてアーカイブを配信いたしますので、全ての臨床工学技士の皆様に視聴していただけるのを期待します。

関東・甲信越ブロック理事 宮本 直

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