厳しかった参議院選挙も無事に終わり、関係者の皆さまもようやくホッと一息つかれている頃でしょうか。とはいえ、世間では猛暑が続いています。連日最高気温40℃って、もう驚きのレベルですよね。こう暑いと、冷房と冷たい飲み物がライフライン…皆さま、体調は大丈夫でしょうか?
さて突然ですが、皆さま——投資、していますか?(セコムしてますか?風に…古くてすみません)
「投資」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、株式や投資信託、最近では仮想通貨など、いわゆる金融資産の運用ではないでしょうか?実際、「投資」と検索すれば、ずらっと並ぶのは金融関連の情報ばかりです。今やNISA制度を活用して資産運用している臨床工学技士も珍しくないでしょう。私もその一人です(小さく運用中…)。でも中には、「いやいや、自分は投資なんてしていないよ」と思っている方もいるかもしれません。でも、ちょっと待ってください。本当にそうでしょうか?
例えば、「子どもの教育費」や「自分磨きのためのセミナー受講」、「推し活でのライブ参戦やグッズ購入」など…振り返れば、私たちは日々さまざまな“投資”をしているのではないでしょうか?
投資とは、何かしらの未来に期待して、今の時間やお金、労力を注ぐこと。子どもが成長していく姿を見ること、自分の知識が広がること、アイドルやアーティストが人気を得ていく過程を見守ること——その一つひとつが、喜びや感動という“リターン”をもたらしてくれます。つまり、私たちはもう既に、無意識のうちに投資家であり、応援者であるとも言えるのです。そして共通しているのは、「好きだからこそ応援したい」「信じて支えたい」という想い。たとえ金銭的なリターンがなくても、心が満たされることは、何にも代えがたい価値です。
ちなみに、私が“好き”なのは中日ドラゴンズ。はい、皆さんご存知の通り、最近は勝ち星がちょっと…いや、かなり遠いチームです(涙)。でも、観戦に行くたびに交通費をかけ、グッズもつい購入してしまう。勝利の瞬間に立ち会いたくて、時間もお金も惜しまず使ってしまう。これって…「応援」?それとも「投資」?そんな疑問を抱いて、ChatGPTに聞いてみたところ—
投資とは「見返りを見据えた戦略的支援」、応援とは「見返りを求めない心の支援」**とのこと。
なるほど。じゃあ私が中日ドラゴンズに期待している“勝利”や“感動”って、やっぱり見返りなのか…と気づいて、少し動揺してしまいました(笑)。でも同時に、こうも思いました。人は“好き”なものには、何かしらの形で支援したくなるものなんだと。
ここからが本題です。
もし「好きなものに投資する」のが自然な行動だとしたら——「臨床工学技士」という職業にも、投資という形で支援できるのではないでしょうか?たとえば、「日本臨床工学技士連盟」への加入です。連盟の掲げる基本方針は明確です。
・臨床工学技士の質の向上
・人材の確保と育成
・意欲の向上
そして、業務範囲の拡大や待遇の改善、診療報酬への反映などを通じて、臨床工学技士の将来をより良いものにしていくことを目指しています。これはつまり、私たち臨床工学技士全体の“未来に投資”している活動とも言えます。そして、その投資のリターンは、個人のキャリア、働き方、待遇、社会的な評価といった形で、必ず自分に返ってくるのです。
「でも、政治とか連盟とか、ちょっと距離があるなあ…」と思う方もいるかもしれません。でも安心してください。
連盟への投資は、
・高額な資金を必要としません。
・時間を取られることもほとんどありません。
・難しい作業もありません。
それでいて、社会の中で臨床工学技士の存在感が増し、より専門的な領域を任される未来に貢献できるのです。
これって、結構“コスパ”のいい投資だと思いませんか?そして何より——皆さまは臨床工学技士という職業が「好き」ですよね?だからこそ、連盟への支援は単なる「応援」ではなく、“戦略的かつ愛情ある投資”なのだと思います。
これからも、私たちの職域はさまざまな制度改革、技術革新、そして医療現場のニーズの変化にさらされ続けるでしょう。そのとき、何もしなければ、ただ流されていくだけです。でも、連盟という“船”を信じて乗り込み、ともに舵を取りながら進むなら——未来はもっと確かなものになるはずです。
“好き”だからこそ、“支えたい”。
“信じている”からこそ、“託したい”。
どうかこれを機に、「日本臨床工学技士連盟への投資」という、新しい視点を持ってみてはいかがでしょうか?未来の臨床工学技士の姿を一緒に描く仲間として。小さな投資から、きっと大きなリターンが返ってきます。
中部ブロック理事 梅染 佳記